人生100年時代を思う

  • URLをコピーしました!

人生100年と言われて、もう15年以上になります。

ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授が、共著書「ライフ・シフト」の中で、2007年に生まれた子供は107歳まで生きる可能性が50%あると紹介してから「人生100年」という言葉が定着してきました。

その後、2017年に安倍晋三政権が、「人生100年時代構想」を打ち出したことも記憶に新しいと思います。しかし、この「人生100年時代構想」が、本来なら長生きは喜ぶべきことなのに、逆に国民に老後不安や将来不安を抱かせてしまったのです。

その2年後の2017年に金融庁が「老後30年間で、資金が約2000万円不足する」と試算した「老後資金報告書」を発表したので、さらに国民の不安に拍車がかかりました。

日本は世界一の超高齢化社会(65歳以上の高齢化率28%)と言われており、その高齢者が日本の個人資産2000兆円の6割に当たる1200兆円を保有しています。日本経済の経済活性化には高齢者の経済活動が必須なのです。「シニアエコノミー」の活性化こそが日本経済に屋台骨になるのですが、老後資金2000万円問題などを言われると、高齢者が安心して消費活動ができなくなります。

人生100年と言っても時間は思っているほど長くはないです。

イギリス気鋭のライターオリバー・バークマン氏は著書「限りある時間の使い方」の中で、「人類の最重要課題は『時間をうまく使うこと』だと主張しています。なぜなら人生はたった4000週間しかなく、人生はとても短い。80歳まで生きるとして、あなたの人生はたったの4000週間だ。90歳まで生きても4700週間、100歳でやっと5400時間に過ぎない。歴史上もっとも長生きした人と同じ122歳まで生きたとしても、6400週間なのである。人生とはこんなにも短いのだから、時間をうまく使うことは人類に与えられた最重要課題である。私たちは、時間をもっと現実的に見つめ、バランスを見直すべきだ。ものすごく短くて、きらきらと光る可能性に満ちた、4000週間という時間を」と書いています。

私も人生100年を大きく越えて人生120年を想像してしまいました。そうなると「アラ還」といっても人生の半分、やっと折り返し地点を過ぎたところ。人生の後半部分を楽しく生きるには何が必要か。これは皆さん同じ意見だと思いますが、「仕事とお金」そして「健康」。それに、「一緒に時間を共有してくれる人」です。

そして、この4つの項目の中で自分がコントロールできるものは「お金」だけです。それなのに老後の収入を年金だけに頼るのは不安しかないです。そこで働かなくても、もしくは働けなくなっても稼ぐ方法はないかと考えました。いろいろと調べた結果が「インターネットしかないだろ!」という答えが出ました。そしてブログをスタートしました。

wordNo:

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次