2023年1月20日は、二十四節気の1つ「大寒」です。これに合わせるかのように、来週には今季一番の寒気が流れ込む見込みです。
最低気温も広い範囲で氷点下となる予想で、私たちの身の回りでは水道管の凍結による破裂などに注意が必要です。
「まだ雪も降ってないし大丈夫かと思っているあなた。寒波が来てからでは遅いんです。水道管の凍結の備えをしておかれた方が良いかもしれません」
1,水道管の凍結と対策
「気温がマイナス4度以下、風が強いところだとマイナス1度から2度を下回ったところ。水道管や蛇口について中の水が凍って破裂、破損する場合があります」
水道局によると、屋外で風当りの強い場所などは特に警戒が必要だといいます。
そこで、水道管の凍結を防ぐ簡単な方法をご紹介します。
「ホームセンターで売っている保温材や梱包材に用いられる『気泡緩衝材』、いわゆる『プチプチ』を水道管に巻くことで、かなり凍結防止の対策ができます」
保温材や気泡緩衝材を水道管の露出している部分に巻きつけます。そして、蛇口部分はタオルをしっかりと巻きつけた後にビニール袋をかぶせ、テープなどで閉じることによって凍結を防ぐことができるということです。
見た目はスマートではないですが、自分で簡単にできるのでチャレンジしてみて下さい。水道管が破裂することを思えば早めに備えておきたいです。
2,凍結したときの対処法
そして、万が一凍結してしまった場合、これだけはやってはいけません。
「(凍結した箇所に)直接熱湯をかけてしまうと破裂破損の原因になってしまうので絶対にやめて下さい」熱湯ではなく『ぬるま湯』をゆっくりとかけることがポイント。
それでも対応が必要な場合は、水道局が指定する工事業者に依頼してくださいね。
また、破裂した後に水道水が吹き出してしまうことがありますが、慌てずに水道管の元栓を閉じて、水道局が指定する工事業者に連絡しましょう。水道管の元栓の位置は、あらかじめ確認しておくと安心ですね。
3,水道工事業者は安易に選ばない
水道工事業者に連絡を行う場合、ネットで検索し『上位に表示されている業者』に電話をかける人も多くいるが、その行為はちょっと気をつけてください。なぜなら上位表示の業者は広告表示の業者の場合があります。全国展開しているフランチャイズ業者である可能性もあり、業者によっては表示されている料金よりも高額な請求をされることもあります。
電話をかける場合は、最初に料金のことや見積書が出してもらえるのかなどを確認してください。現場に来た作業員が高額な追加工事を言うことも考えられますので気をつけてください。追加工事などについては「クーリング・オフ」を行使できる場合もありますので、クーリング・オフの記載された書面についても確認するするようにして下さい。
まとめ
1,水道管の凍結防止対策は早めに行う。
2,『気泡緩衝材』、ポリ袋、タオルなどで対策できる。
3,何かあったときは、水道局が指定する工事業者に依頼できるように日頃から連絡簿を作っておくと安心です。
wordNo:1253