半年間契約のサーバー代が引き落とされるたび、胸の奥に小さな罪悪感が芽生える。
契約したときは「週に一度は更新しよう」と意気込んでいたのに、気がつけば数カ月、いや一年近く放置。書いたブログの数は２年で20件程度、そしてネットの片隅でひっそりと動き続けるサーバー。まるで使われない倉庫に家賃を払い続けているようなものだ。
「今日こそ書こう」とパソコンを開くが、テーマが決まらずSNSやニュースを眺めて一日が終わる。サーバー契約を解約してしまえば楽だが、それはそれで「いつか書く」という希望まで消える気がして踏み切れない。無駄遣いか、未来への投資か。サーバー契約更新の請求メールが、その答えを先送りにしている。